イラストレーター 安西水丸展 ぼくのあそび I DRAW TO PLAY

2026年5月20日(水)ー7月12日(日)

ずっと絵を描くことが好きだった!
今なお愛され続ける安西水丸
幼少期から晩年までの足跡を500点
でたどる

安⻄⽔丸(1942-2014)は、1970年代から⼩説、漫画、絵本、エッセイや広告など、多⽅⾯で活躍し、現在でも多くの⼈を魅了しつづけるイラストレーターです。広告会社や出版社でデザインの仕事をしながら、雑誌「ガロ」に掲載した漫画『⻘の時代』が⾼い評価を受けるなど徐々に頭⾓を表し、独⽴後は、村上春樹をはじめとする本の装丁や、『がたん ごとん がたん ごとん』など絵本の創作、執筆などさらに活動の幅を広げていきました。

本展は各地を巡回し話題を集めた「イラストレーター 安⻄⽔丸展」に新たな展⽰を加え、PLAY! MUSEUMから再始動する展覧会です。⽣前、安⻄は⾃⾝のことを「今でも⼩学⽣の絵を描いている、普通の⼈」と表し、仕事と「あそび」を⾏き来しながら制作を続けました。会場では、安⻄にとって描くことの原点だった「あそび」の感覚をたどりながら、印刷物、原画、版画、関連資料を500点以上でたっぷりと紹介します。さらに、PLAY! MUSEUMならではの楕円の⼤空間では、少年期を過ごした房総半島・千倉の海の映像とともに、画⾯を横切る⼀本線が特徴の「ホリゾン作品」約70点からなるインスタレーションを展開します。多彩な仕事から、あそび⼼に満ちた安⻄のイラストレーションの世界を会場全体でたっぷりと楽しめる企画展です。

展覧会の4つの見どころ

①多くのファンを魅了する安西水丸の全仕事とは

イラストレーターという枠にはまることなく、幅広く活動した安⻄⽔丸。「仕事」と「あそび」を⾏き来しながら描かれたイラストレーションは、カッコよく、かわいく、時にエロティックで、今なお多くのファンの⼼を掴んでいます。

・膨大な仕事を一挙公開

装丁・装画、絵本、漫画、雑誌、エッセイ、広告など多⽅⾯で活躍した安⻄の仕事約500点をジャンル分けして紹介します。「全仕事」ともいえる、40 年以上にわたる多彩な作品を通して、安⻄のイラストレーションの世界観に浸ることができます。

・「あそび」としてのイラストレーション

安⻄のイラストレーションを幼少期から続く「あそび」として⾒ていきます。幼少期に描いた絵に、60歳になった安⻄が⾔葉を添えた作品や、安⻄の仕事を語るうえで⽋かすことのできない3⼈の友⼈・嵐⼭光三郎、村上春樹、和⽥誠との共作なども振り返ります。

・「日本の文学」シリーズの制作映像

独⽴し、フリーのイラストレーターとして活動を始めた1980年代に取り組んだ「⽇本の⽂学」シリーズ(ほるぷ出版)。夏⽬漱⽯、宮沢賢治、太宰治、三島由紀夫など、⽇本の近代⽂学を彩る⽂学全集全87冊の装画に取り組み、話題になりました。当時の制作⾵景を記録した映像を展⽰します。

②村上春樹とのコラボレーションから、貴重な初期作を展示

書籍『中国⾏きのスロウ・ボート』装丁 (著:村上春樹、中央公論社、1983 年) illustrated by Mizumaru Anzai © Masumi Kishida

安⻄が装丁を担当した村上春樹の『中国⾏きのスロウ・ボート』をはじめ、エッセイ、絵本などの共著があり、「名コンビ」として知られるふたり。今回、安⻄のアトリエで⾒つかった村上の初期短編『午後の最後の芝⽣』をイメージして描かれた原画が初出品します。

「一本の水平線」のイラスト70点からなるインスタレーション

安⻄はしばしばイラストレーションの中に画⾯を横切る⼀本の線を引きました。この線を引くことで、コーヒーカップがテーブルの上に置かれているように、花瓶は出窓に飾られているように、絵の中に空間の広がりが⽣まれます。安⻄はこの線を「ホリゾン(⽔平線)」と呼び、作品のトレードマークとなりました。「ホリゾン」は、安⻄が幼少期を過ごした海辺の街、千葉県千倉の海に由来します。

PLAY! MUSEUMの楕円の⼤きな展⽰室では、近年、アトリエで発⾒された原画をもとに新たに作成したジークレー版画約70点を横⼀列に並べながら、作品に引かれた⽔平線と千倉の海とが⼀本に連なるような、インスタレーションを⾏います。幼い頃に安⻄が⾒ていた景⾊の映像とともに、時代性を超えてどこまでも続いていくような展⽰空間をつくります。

郷土玩具、スノードームなど雑貨コレクションからアトリエ仕事道具まで

旅好きとしても知られる安⻄。その旅先で⾒つけた郷⼟玩具、スノードームなど、あそび⼼が伝わるユーモアあふれる雑貨のコレクションを紹介。さらには、現在もアトリエに残る仕事道具や、私服なども展⽰します。

各所で安西水丸をテーマにした展覧会が開催予定

現在、安⻄の作品資料は早稲⽥⼤学 国際⽂学館(村上春樹ライブラリー)と武蔵野美術⼤学 美術館•図書館(武蔵美)に収蔵され、中⻑期的な研究や公開が進められています。その⼀環として安⻄の展覧会を、2024年に村上春樹ライブラリーで開催、2026年にはPLAY! MUSEUM、武蔵野美術⼤学をはじめ、各所での開催が予定されています。

オリジナルグッズやカフェメニューも充実   

PLAY! SHOPでは、安⻄のポップで多彩な⾊調が特徴なイラストをあしらったオリジナルグッズを販売します。PLAY! CAFEでは、展覧会にあわせたオリジナルメニューを予定。PLAY! MUSEUM全体で、安⻄⽔丸の世界に浸れる空間を⽤意します。

安西水丸(あんざい・みずまる)

1942年東京⽣まれ。⽇本⼤学芸術学部美術学科造形コース卒業。電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務めた後、フリーのイラストレーターになる。1985年朝⽇広告賞、毎⽇広告賞、1987年⽇本グラフィック展年間作家優秀賞、1988年キネマ旬報読者賞など受賞多数。⼩説『アマリリス』
『荒れた海辺』、エッセイ『⻘⼭の⻘空』『スケッチブックの⼀⼈旅』、絵本『がたんごとんがたんごとん』『ピッキーとポッキー』など著書多数。2014年没。


開催概要

会  期:2026年5月20日(水)ー7月12日(日)*会期中無休
会  場:PLAY! MUSEUM(東京・⽴川)
開館時間:10:00-17:00(土日祝は18:00まで/入場は閉館30分前まで)
入 場 料:一般1,800円/大学生1,200円/高校生1,000円/中学生600円/小学生600円/未就学児無料
*障がい者割引、立川割など、各種割引あり(併用不可)
*いずれも税込

*安全管理上、保護者1名につき子ども(小学生・未就学児)2名まで。保護者1名につき子ども3名以上の入場はお断りしています。子ども(小学生・未就学児)のみの入場はできません。保護者(18歳以上)の同伴が必要です(保護者も有料)


*チケットの詳細及び注意事項は予告なく変更になる場合があります。チケット購入前と来場の直前に、お客様ご自身で必ず本サイトをご確認ください

illustrated by Mizumaru Anzai ©︎ Masumi Kishida

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2026年3月4日(水)ー 5月10日(日)
JR立川駅北口・多摩モノレール立川北駅(国営昭和記念公園方面)より徒歩約10分