どろぼう本を4冊刊行します!

「大どろぼうの家」

「大どろぼうの家」(2025年7月16日(水)ー 9月28日(日))にあわせて、大どろぼうが作った本が4冊出ます!

その①

『大どろぼうの家 大どろぼう 文・絵』

「大どろぼうの家」公式アートブック『大どろぼうの家』

「大どろぼうの家」へようこそ。

――その噂は、ひたひたと広がりました。
かの大どろぼうが最後の盗みにでかけるというのです。そんなまさか、やっぱりそうか、どうしてなのか、なぜいまなのか。どれだけ想像をめぐらせても、本当のことはわかりません。
いてもたってもいられなくなったあなたは、大どろぼうの家へ向かいました。
その家は、城のようであり、邸宅のようであり、小屋のようでもありました――

「大どろぼうの家」には、一体どんなどろぼうが住んでいるのでしょうか。大人なのか子どもなのか、1人なのか複数人なのか。入口から緑の回廊、青の応接間、赤の隠し部屋と家の中を進めば進むほど、たくさんの顔が現れ、消えていきます。その不思議さ・不気味さを紐解くヒントになるような、大どろぼう自身が語る「大どろぼうの家」の物語です。

展覧会を観る前に、観たあとに、そして観ていなくても、「大どろぼうの家」をじっくり探検するように楽しめる一冊です。

定価:1,320円(税込)
PLAY! SHOP(PLAY! MUSEUM併設)・版元オンラインショップ:7月16日(水)先行販売
全国書店:8月15日(金)ごろから順次販売予定

文:草刈大介、永岡綾
絵:コジマユイ
表紙・扉:ウィリアム・モリス作「いちご泥棒」より
扉イラスト:嶽まいこ
編集:永岡綾
装幀:名久井直子
印刷・製本:TOPPANクロレ株式会社
仕様:B6変型、上製、66ページ

その②

『どろぼうたち 大どろぼう 編』

「大どろぼうの家」公式アートブック『どろぼうたち』

人はなぜ盗むのか?
そして、人はなぜ、どろぼうに魅せられるのか?

どろぼうは悪い。どろぼうは犯罪だ。
そう思う気持ちとはうらはらに、人々は昔からどろぼうに注目してきました。第一部では、物語や史実として語り継がれる「大どろぼう」12人を、イラストレーターの伊野孝行さんがユーモアたっぷりに肖像画として描き、彼らの名言とともに紹介します。
第二部では、憎まれながらも、時に賞賛されるどろぼうという存在について、『ヤクザときどきピアノ』の著者・鈴木智彦さんが語ります。どのような背景があり、心理が働くのか、窃盗という犯罪が人類の歴史においてどう捉えられてきたのか、過去から現在までの創作と史実を縦横無尽に駆けめぐり、「人はなぜ、どろぼうに惹かれるのか?」という問いに迫る一冊です。

定価:1,100円(税込)
PLAY! SHOP(PLAY! MUSEUM併設)・版元オンラインショップ:7月16日(水)先行販売
全国書店:8月15日(金)ごろから順次販売予定

絵:伊野孝行
解説:鈴木智彦
表紙・扉:ウィリアム・モリス作「いちご泥棒」より
扉イラスト:嶽まいこ
編集:永岡綾
装幀:名久井直子
印刷・製本: TOPPANクロレ株式会社
仕様:B6変型、上製、50ページ

その③

『谷川俊太郎詩集 星たち 大どろぼう 選』

『谷川俊太郎詩集 星たち 大どろぼう 選』

宇宙の俊太郎さん、お元気ですか。

詩人・谷川俊太郎は20歳の時に詩集『二十億光年の孤独』を発表して以来、宇宙をテーマとした数多くの詩を私たちに届けてくれました。

本書は、星や宇宙をめぐる15篇の詩と、写真家・前康輔が撮り下ろした谷川さんの自邸の写真で綴った詩集です。

「二十億光年の孤独」「朝のリレー」といったおなじみの作品から、「ひとつのほし」「宇宙船ぺぺぺぺランと弱虫ロン」、そして最晩年の「感謝」までを収録。詩と詩の間に挿入された前康輔の写真は、主人が不在となった家の書斎や応接室をはじめ、公にされてこなかったスペースや、本棚、ノートやアルバムを捉えています。どこかに谷川さんの気配を感じながら詩を味わうことができる、特別な一冊です。

*この詩集は、「大どろぼうの家」のインスタレーション「銀の庭」がきっかけとなり生まれました。

定価:1,980円(税込)
PLAY! SHOP(PLAY! MUSEUM併設)・版元オンラインショップ:7月16日(水)先行販売
全国書店:8月15日(金)ごろから順次販売予定

詩:谷川俊太郎
選:大どろぼう
写真:前康輔
編集:永岡綾
ブックデザイン:名久井直子
印刷・製本: TOPPANクロレ株式会社
仕様:B6変型、上製、98ページ

その④

『まだ大どろぼうになっていないあなたへ』

「あなたの最終的な目標は、大どろぼうになることです。」

大どろぼうが後進を育てる絵本を作ろうとし、日本で一番人気の絵本作家を盗んだという設定のなかで、ヨシタケさんが絵本を作りました。大どろぼうの指令は「どろぼうを育てる絵本」でしたが、ヨシタケさんが描いたメッセージは、見事に大どろぼうの予想を裏切るものでした。

ヨシタケさんの描く「大どろぼう」は、特別な能力も強さもなければ、悪人でもありません。「大どろぼう」になることとは、わたしたちが、知らず知らずのうちに失った大切なものを取り戻すこと。大切なものを取り戻し、あなたが本当の自由を手にすること。
うまくいかない日や思いどおりにならない気持ちも、「大どろぼう」になって視点を変えてみれば、また明日を楽しもうと思えるかもしれない、そんな温かな励ましが込められている一冊です。

定価:1,320円(税込)
全国書店・版元オンラインショップ:7月10日(木)から販売中
PLAY! SHOP(PLAY! MUSEUM併設):7月16日(水)から販売

著:ヨシタケシンスケ
編集:ブルーシープ
ブックデザイン:名久井直子
フランス語訳:大どろぼう(佐藤亜子)
印刷・製本:TOPPANクロレ株式会社
仕様:B6変型、上製、40ページ
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