(終了)「オバケ?」展 〜史上初のオバケ万博へようこそ〜

2024年7月13日(土) ― 9月29日(日)/ 10:00-18:00(入場は17:30まで)

夏休み特別企画・小学生以下入場無料
絵本、漫画、落語、アニメーション、音楽、写真などで楽しむ、オバケの不思議が大集合

「オバケ?」展 ポスタービジュアル
©︎ Keiko Sena / ©︎ 2024 A.T. & T.T.
「オバケ?」展 フライヤービジュアル

2024.11.21更新
展覧会オリジナルグッズについて

11月22日(金)10:00から、PLAY! オンラインショップで一部グッズを特別販売します。
*在庫がなくなり次第終了です
*2025年1月31日(金)23:59までの期間限定販売です

大人も子どももみんなで楽しい、
10のみどころ!

①普通に怖〜いオバケ屋敷
会いたくない! 怖い怖いオバケ絵本『ねないこだれだ』を、春風亭一之輔(落語家)が朗読する「オバケ落語」
③会いたいオバケ、ピンクの「バーバパパ」と触れ合ううれしいゾーン
④谷川俊太郎(詩人)と谷川賢作(編曲家・ピアニスト)の親子が贈る、軽やかなオバケの言葉と音楽「けいとのたま」
⑤番頭・祖父江慎(オバケデザイナー)がつくる摩訶不思議な「オバケ湯」
⑥加藤久仁生(アニメーション作家)の新作オバケ・アニメーション
⑦絵本研究の第一人者、広松由希子(絵本家)が選ぶ古今東西のオバケ絵本500冊と絵本原画
⑧オバケ研究の第一人者・安村敏信(日本美術史学者)が大展開する日本美術におけるオバケ・幽霊・妖怪の歴史
⑨Allright Graphics、大島依提亜、川内倫子、くどうれいん、柴田元幸、矢部太郎ら、10人のオバケ研究員が成果を披露する「オバケ研究所」
⑩子どもたちが続々とオバケに変身していく「オバケ工場」

会いたくないのに会ってみたい「オバケ」。
そんな不思議なオバケを楽しむ、体験型の展覧会!

古今東西、さまざまな呼び名で存在してきたオバケ。絵本や物語にさまざまな姿で描かれ、ふとした拍子に現れるオバケ。怖いオバケにかわいいオバケ。会いたくはないのに、ちょっと会ってみたい。オバケは私たちの好奇心をくすぐる摩訶不思議な存在です。
その名を聞いただけでワクワクするマジックワード「オバケ」を、規格外のクリエーションで楽しみ尽くす展覧会を開催します。名作絵本『ねないこだれだ』を落語家の春風亭一之輔が朗読する怖い部屋があれば、谷川俊太郎・谷川賢作親子による軽快なオバケ音楽「けいとのたま」や、アニメーション作家・加藤久仁生の新作アニメーションなど、多彩なクリエイター約20組が参加。日本美術におけるオバケの歴史、500冊のオバケ絵本など、オバケを探究し作品化する「オバケ研究所」も設立されます。「オバケ屋敷」、「オバケ湯」、オバケに変身する「オバケ工場」、ナイトミュージアムなど、親子で楽しむ企画も盛りだくさん。見て、感じて、知って、なる。新しさが満載の体験型の展覧会がはじまります。

「見る」「感じる」

①普通に怖いオバケ屋敷

チカチカする電灯、道に揺れる柳、古箪笥や古井戸があちこちに。オバケを見るのが早いか、感じるのが早いか、普通に怖いオバケ屋敷ゾーンです。

②オバケ落語『ねないこだれだ』

会いたくないオバケの絵本を、春風亭一之輔が朗読する怖い部屋です。読み手の声色とオバケにさらわれる子どもの姿で阿鼻叫喚が起こる名作オバケ絵本は、せなさんが落語家の夫から着想を得て生まれました。当代きっての人気落語家・春風亭一之輔が、会いたくないオバケのお話を朗読します。来たことを後悔するかもしれません。

©︎ Keiko Sena
『ねないこだれだ』と春風亭一之輔による「オバケ落語」

③会いたいオバケ、ピンクの「バーバパパ」に会えるうれしいゾーン

会いたいオバケには、フランス生まれのバーバパパはいかがでしょう。柔らかそうなピンク色の身体は自由自在に姿をかえ、可愛らしい洒落た顔があちこちに現れて、笑顔が弾ける楽しいエリアです。  

©︎ 2024 A.T. & T.T.
「バーバパパ」と触れ合うゾーンが誕生

④谷川俊太郎(詩人)と谷川賢作(音楽家)の親子が贈るオバケ音楽「けいとのたま

「ぬくぬくと ふとって けいとの たまが よつかどを まがる」。谷川俊太郎の詩「けいとのたま」に息子・谷川賢作がメロディをつけ、DiVaが演奏する軽快な曲をインスタレーション展示します。

谷川俊太郎と谷川賢作による「けいとのたま」

⑤番頭・祖父江慎(オバケデザイナー)がつくる摩訶不思議な「オバケ湯」

妖怪やオバケが大好きなアートディレクターの祖父江慎が、オバケが作った銭湯の番頭になりました。大きな湯船にはオバケがぎっしり。大きな富士山の絵や説明はどこかが変なのです。

祖父江慎による「オバケ湯」

⑥加藤久仁生(アニメーション作家)の新作オバケ・アニメーション

アカデミー賞を受賞した名作『つみきのいえ』で知られる加藤久仁生が贈る、新作アニメーションを発表します。

加藤久仁生による新作アニメーションのイメージカット

「知る」

⑦絵本研究の第一人者、広松由希子が選ぶ古今東西のオバケ絵本500冊と絵本原画

オバケ研究所特別研究員の広松由希子が、古今東西のオバケ絵本を500冊選書し展示し、論考を加えます。一部の絵本はその場で読むこともできます。『ねないこだれだ』などの原画作品も特別展示されます。

⑧オバケ研究の第一人者・安村敏信が大展開するオバケ・幽霊・妖怪の歴史

静嘉堂文庫美術館館長で、江戸時代の妖怪に詳しい安村敏信がオバケ研究所の特別研究員に就任。オバケと妖怪、幽霊はどう違うのか。日本美術に「会いたいオバケ」と「会いたくないオバケ」はどう描かれてきたかを、今日の漫画やアニメも含めて壮大な論を展開します。

参考図版 針聞書(蟯虫) 出典:ColBase(https://colbase.nich.go.jp/

⑨大島依提亜、川内倫子、くどうれいん、柴田元幸、矢部太郎ら、10人のオバケ研究員が成果を披露する「オバケ研究所」

Allright Graphics(アートディレクター・グラフィックデザイナー)、大島依提亜(グラフィックデザイナー) 、川内倫子(写真家)、くどうれいん(作家)、柴田元幸(米文学者・翻訳家)、春風亭一之輔(落語家)、田中康弘(カメラマン・ノンフィクションの書き手)、谷川賢作(編曲家・ピアニスト)、矢部太郎(芸人・漫画家)といった様々な分野の作家・クリエイターがオバケ研究員に就任。目に見えるオバケ、愛するオバケ、オバケかどうかの境界を探究し、橋村雄一(建築家)が設計したオバケ研究所内で発表します。

「オバケ研究所」設計・橋村雄一 / ロゴ・平山昌尚

⑩子どもたちが続々とオバケに変身していく「オバケ工場」、ナイトミュージアムなど、体験型の企画がもりだくさん

「オバケ工場」は大人は入れない、子どもだけの秘密の場所。
さらに、期間限定の「ナイトミュージアム」やMUSEUM上階のPARKで開催する連動企画も開催!

●ナイトミュージアム
7/20、8/3、8/17、8/31(いずれも土)の閉館後に実施。
詳細はこちら

「オバケは〇〇かもしれない。」
参加クリエイターに聞きました。

後ろの正面かもしれない。
安村敏信(日本美術史学者)

「緊張しているときのわたしかもしれない。
くどうれいん(作家)

「目の疲れかもしれない。
堀道広(うるし漫画家)

「オバケは視界の端っこにいつもいるかもしれない。
橋村雄一(建築家)

「いま周辺視野で動いたものかもしれない。
柴田元幸(米文学者・翻訳家)

「きもちかも? 記憶かも? 影かも? 光かも? 粒みたいなものかもしれない。
広松由希子(絵本家)

「明るくて、人がたくさんいる場所が好きかもしれない。」
小林千秋(イラストレーター・グラフィックデザイナー)

「ひらめきかもしれない。いじわるかもしれない。」
大島依提亜(グラフィックデザイナー)

「山の中のカツラの木かもしれない。
田中康弘(カメラマン・ノンフィクションの書き手)

「見えないけど気配があるかもしれない。
川内倫子(写真家)

「音響機材電源オフにすると、数秒の間があった後に電源ランプがフェードアウトするのってオバケの仕事かもしれない。」
谷川賢作(編曲家・ピアニスト)

「オバケって、自分の形をもたないいきもの。だから見える人によってその形がそれぞれで変わっちゃうんです。でも、形しかない『もの』だって、オバケになれるのかもしれない。人との関わりでイノチが入れば、なるね、きっと。」
祖父江慎(アートディレクター・オバケデザイナー)

参加クリエイター

●オバケ研究員
安村敏信(日本美術史学者・静嘉堂文庫美術館館長)
広松由希子(絵本家)
Allright Graphics(アートディレクター・グラフィックデザイナー)
大島依提亜(グラフィックデザイナー)
川内倫子(写真家)
くどうれいん(作家)
柴田元幸(米文学者・翻訳家)
春風亭一之輔(落語家)
谷川賢作(編曲家・ピアニスト)
田中康弘(カメラマン・ノンフィクションの書き手)
矢部太郎(芸人・漫画家) ほか

●オバケ・クリエイター
今和泉隆行(空想地図作家)
ウチダゴウ(詩人・グラフィックデザイナー)
加藤久仁生(アニメーション作家)
小林千秋(イラストレーター・グラフィックデザイナー)
平山昌尚 (アーティスト)
ザ・キャビンカンパニー(絵本作家・美術家)
祖父江慎(アートディレクター・オバケデザイナー)
谷川俊太郎(詩人)
橋村雄一(建築家) 
堀道広(うるし漫画家)
岡本香音(映像作家)

展覧会概要

「オバケ?」展 
2024年7月13日(土)-9⽉29日(日) 〔会期中無休〕
開館時間:10時-18時(入場は17時半まで)
入場料:一般1,800円 / 大学生1,200円 / 高校生1,000円 / 中学生600円
*夏休み特別企画として小学生以下は入場無料
◯割引制度(併用不可)
①[立川割]一般 1,200円 / 大学生700円 / 高校生600円 / 中学生400円 / 小学生以下無料
*立川市在住・在学を確認できる免許証、学生証等をご提示ください
②[障害者割引]障害者手帳をご提示の方とその介添人1名は半額
③[相互割引]「一般」で入場の方は、同日PLAY! PARK を200円引きで利用できます

「オバケ?」展期間中の利用案内・チケット販売について

会期中は、当日券で入場できます。土日祝および混雑が予想される日は事前決済の日付指定券(オンラインチケット)を販売します。詳しくはこちら

最新情報をSNSやWebで随時更新してお伝えします。ぜひご注目ください

X(旧Twitter)@PLAY_2020  
Instagram @play_2020_04
Facebook @Play_2020

広報に関しては「プレスルーム」をご覧ください。
https://play2020.jp/article/press/

TOPICS

『ねないこだれだ』55周年記念イベント/「オバケ?」展関連企画
2024年8月1日(木)ー9月29日(日)/「オバケ?」展 関連企画
「オバケ?」展関連企画/2024年7月20日、8月3日、8月17日、8月31日(いずれも土)の閉館後
2024年8月11日(日)、8月12日(月)/「オバケ?」展 関連イベント