本展の巡回はありません。たくさんの来場ありがとうございました!
ユーモアは世界を救う!
8人のアーティストがPLAY! で動物会議を開きます
「どうぶつかいぎ展」は「大人と子ども、誰もが楽しめる」PLAY! MUSEUMを象徴する展覧会です。
名作絵本『動物会議』(1949年)をテーマにしていますが、いったいどんな体験ができるのか?
4つのポイントを紹介します!
原作:エーリヒ・ケストナー『動物会議』
空間構成:手塚貴晴(建築家)
広報・会場グラフィックデザイン:大島依提亜
ポイント①
かわいい動物が主人公の絵本展です
ゾウ、キリン、ライオン、そのほかたくさんのかわいらしい動物たちが、『動物会議』の主人公です。
挿絵画家は、作者エーリヒ・ケストナー(1899-1974)とタッグを組んで『エーミールと探偵たち』や『飛ぶ教室』など数多くの名作を生み出したヴァルター・トリアー(1890-1951)。
カナダからやってきた美しい複製原画約20点をお楽しみいただけます。
絵本『動物会議』原画/ヴァルター・トリアー/1947-49年/オンタリオ美術館蔵 ©Art Gallery of Ontario
ポイント②
ケストナーの痛烈なメッセージを引き継いだ展覧会です
絵本『動物会議』は、戦争を止めようとしない愚かな人間を痛烈に批判する物語です。
ケストナーは第二次世界大戦の後、かわいらしくユーモラスな絵本を通じて、人間にとって最も大切な価値を子どもたちに伝えようと試みました。
今日も世界各所で戦争は途絶えることなく、軍や抑止力のにらみ合いが続きます。
戦いをやめよう。世の中をよくしよう。
PLAY! MUSEUMは、ケストナーが絵本に込めた普遍的なテーマを引き継ぎ展覧会で伝えます。
「ケストナーとトリアー 動物会議ができるまで」ヨシタケシンスケ/2021年
ポイント③
8人のアーティストが参加します
展覧会には8人の気鋭のアーティストが参加します。
ケストナーの物語を8つの場面に分けて、8人それぞれが再解釈を加えて絵や立体、映像で作品を作り、リレー形式でできあがった現代版「動物会議」です。
もちろん、ケストナーとトリアーが大切にしたユーモアとかわいらしさも忘れることはありません。
参加作家(50音順):
植田楽(造形作家)/梅津恭子(ぬいぐるみ作家)/鴻池朋子(現代美術家)/junaida(画家)/秦直也(イラストレーター)/菱川勢一(映像作家)/村田朋泰(アニメーション作家)/ヨシタケシンスケ(絵本作家)
第1幕「まったく、人間どもったら!」
第2幕「動物ビルで会議があるぞ!」
第3幕「世界をきちんとしてみせるよ!」
第4幕「世界一へんてこな動物ビル」
第5幕「子どもたちのために!」
第6幕「連中もなかなかやるもんだ」
第7幕「人類がふるえあがった日」
エピローグ「動物会議はつづく」
ポイント④
大人と子どもが一緒に楽しめます
PLAY! MUSEUMは、大人から子どもまで誰もが楽しめる美術館です。
「どうぶつかいぎ展」は絵本を題材にした、まじめだけど、かわいらしく、ユーモラスで、おもしろい展覧会です。
大人と子どもが一緒に感じ、語り合ってみてください。
そのほか、PLAY! MUSEUMならではのお楽しみ
①展覧会オリジナルグッズ、オリジナルメニュー
本展オリジナルグッズとして、挿絵画家・ヴァルター・トリアーの原画をあしらった雑貨や、参加作家の出品作品を使ったアイテムを用意しました。また、梅津恭子さん、秦直也さん、植田楽さんのアート作品も限定販売。
併設のPLAY! CAFEでも、展覧会の余韻を楽しめるオリジナルメニューを用意しています。
各3,080円/展覧会限定
②PLAY! PARKでの関連企画「PLAY! PARKで会議があるぞ!」
PLAY! MUSEUM上階にある、子どものための屋内広場PLAY! PARK(別料金)では、本展に合わせてはじめての会議「PLAY! 会議」を行う予定です。
「遊ぶための会議」PLAY! 会議に向けて、参加メンバーを造形ワークショップで招集。あわせてミニ企画も開催し、PLAY! PARKを、参加者のユーモアで、より楽しい場所にしていきます。