(巡回中)junaida展「IMAGINARIUM」

2022年10月8日(土)―2023年1月15日(日)

展覧会グッズについて
2023.11.16

展覧会グッズの一部をPLAY! オンラインショップで特別に販売します。

販売期間:2023年11月17日(金)12:00〜2024年3月末までを予定

junaida展「IMAGINARIUM」メインビジュアル ©junaida

光も闇も引き連れて 絵筆に灯る 想像と空想
絵本『Michi』『の』『怪物園』のjunaida
400点超の原画 問いかける 小さな物語

『Michi』『の』『怪物園』(すべて福音館書店)など、近年出版した絵本がいずれも話題の画家、 junaida(ジュナイダ、1978-)。ヨーロッパを思わせる謎めいた世界に、細密に描きこまれた人物や背景。鮮やかな色彩の中に、明るさと闇が共存する不思議な世界観が大きな注目を集めています。

「IMAGINARIUM」は、たゆまぬ冒険を続けるjunaida初の大規模個展です。赤や金に彩られた異世界に、絵本原画や一枚絵として描かれた400点超の作品が陳列されます。本展のために描き下ろした作品や、動く怪物たちにも出会いながら、空想世界の全貌をお楽しみください。 展覧会図録をはじめ、オリジナルのミュージアムグッズを多数販売します。広報物や図録のデザインは『の』『怪物園』などのブックデザインを手掛けるコズフィッシュが担当します。

展覧会のみどころ 6つ

展覧会描き下ろし作品

初の大規模個展に際して、junaidaが三連画の新作「IMAGINARIUM」を描き下ろしました。3点それぞれがjunaida作品の根底にある要素を象徴しています。タイトルの「IMAGINARIUM」は、「イマジネーション」の「IMAGINE」と「プラネタリウム」などの語尾「-ARIUM」をミックスしたもの。展覧会は鑑賞者の想像、体験によって、自由に変容する場所です。

②宮殿のような空間で、400点の原画を浴び体感する

画家・junaidaは国内外の様々な媒体への作品提供にとどまらず、2010年、京都にギャラリー& ショップであるHedgehog Books and Galleryを立ち上げ、Hedgehog Booksから出版した画集などでも注目を集めてきました。近年では『Michi』(福音館書店、2018)『の』(同、2019)『怪物園』(同、2020)『街どろぼう』(同、2021)、『EDNE』(白泉社、2022)といった絵本がいずれも話題となるなどますます注目を集めています。

展覧会は、2006年から最新作まで400点以上の原画を集め、「交錯の回廊」「浮遊の宮殿」「残像の画廊」「潜在の間」という4章で構成されます。見る者を異世界に誘う、赤や金に彩られた宮殿のような空間で、圧倒的な量の作品を浴びるように鑑賞し、junaidaの空想世界を体感します。 緻密な作品は、ときに重厚さを感じさせますが、主に紙に鉛筆、透明水彩、ガッシュで描かれています。

空間デザインは、「エリック・カール 遊ぶための本」展(PLAY! MUSEUM)などを手がけた建築家の張替那麻(Harikae)が担当します。

junaida展「IMAGINARIUM」模型(デザイン:張替那麻)

③展覧会の構成

第1章「交錯の回廊」(約50点)

初期作品『TRAINとRAINとRAINBOW』(Hedgehog Books、2011)や三越のクリスマスディスプレイのために描いた作品『HOME』(サンリード、2013)などが、緩やかにカーブする回廊を飾ります。回廊を進むと、行進する動く怪物たちが宮殿の大広間へと導きます。

第2「浮遊の宮殿」(約110点)

PLAY! MUSEUMを特徴づける楕円形の展示室が宮殿の大広間に様変わりし、約110点の絵本原画を陳列します。鮮烈な絵本デビュー作となった文字のない絵本『Michi』、すべての文が「の」で連なり循環する絵本『の』、近作『怪物園』と『街どろぼう』の原画、さらには展覧会の描き下ろし作品を、荘厳な空間の中で鑑賞することができます。

第3「残像の画廊」(約150点)

ライフワークのように描き続ける宮沢賢治へのオマージュ「IHATOVO」シリーズや、伊坂幸太郎『逆ソクラテス』(集英社、2020)の装画など、物語の挿画や広告のイラストレーションといった多彩な仕事を紹介します。

第4「潜在の間」(約120点)

ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』をオマージュした最新作『EDNE』や、画集『UNDARKNESS』 (Hedgehog Books、2021)など4作品の原画が、真紅の空間に浮かび上がるように陳列されます。junaidaが描く闇の世界の美しさ、不思議さが同居する展覧会のクライマックスです。

④怪物園の巨大アニメーション

『怪物園』原画(福音館書店、2020)©junaida

絵本『怪物園』の怪物たちが、巨大なアニメーションとなって、来場者と一緒に行進します。監督は映像作家の新井風愉が担当。動く怪物たちをお楽しみください。

⑤SHOP、CAFE、PARK も「IMAGINARIUM」に

展覧会期間中はPLAY! 全体が「IMAGINARIUM」になります。
PLAY! SHOPでは、図録をはじめ、junaidaの世界観を詰めこんだオリジナルのミュージアムグッズが勢揃いします。
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PLAY! CAFEでは、junaidaの絵本の世界をイメージしたランチプレートやパフェ、スペシャルなドリンクを楽しめます。『怪物園』を抜け出したかのような怪物たちの「怪物ギョロギョロプレート」や、『の』の子の帽子を表現したハンバーグなど、見た目も味もこだわりが詰まったラインナップです。
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上階のPLAY! PARK(別料金、子どものための屋内遊び場)でも、展覧会の関連ワークショップを開催します。絵本『Michi』『の』『怪物園』から着想を得たオリジナルのあそびを展開、junaidaの作品世界を体験できます。
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⑥関連イベント

(終了)
【PLAY! NIGHT】junaida×コズフィッシュ トークショー
2022年11月5日(土)

(来場チケット完売・配信チケット12/26発売)
【PLAY! NIGHT】トークショー junaidaとヨシタケシンスケが語り尽くす
2023年1月8日(日)19:00−20:30

junaida プロフィール

ジュナイダ/画家。1978年生まれ。京都在住。Hedgehog Books代表。『HOME』(サンリード)で、ボローニャ国際絵本原画展2015入選。第53回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)を『Michi』(福音館書店)が受賞。翌年に同賞を『怪物園』が受賞。ミュンヘン国際児童図書館発行の「ホワイト・レイブンズ-2021」に『怪物園』が入選。最新刊に『EDNE』(白泉社)、近著に絵本『Michi』『の』『怪物園』『街どろぼう』(いずれも福音館書店)、画集『UNDARKNESS』(Hedgehog Books)など。
https://www.junaida.com

TOPICS

「今僕ができる最上のものができた。」
光も闇も引き連れて 絵筆に灯る 想像と空想
募集期間:2022年11月14日(月)ー2023年1月15日(日)