junaida展「IMAGINARIUM」への応援メッセージ

企画展示 junaida展「IMAGINARIUM」

2022年10月8日(土)ー2023年1月15日(日)に開催するjunaida展「IMAGINARIUM」へ、junaidaさんと関わりの深いみなさんからメッセージが届きました!junaidaさん初の大規模個展、ぜひ遊びにきてください。
メッセージは今後も増える予定ですので、どうぞお楽しみに。

伊坂幸太郎さん(作家)

『逆ソクラテス』(集英社、2020)や特別小冊子「無事故で終われ!」(集英社、2020)の装画をjunaidaさんが手がける。

junaidaさんの作品を見ると
自分の中にいる子供と大人がどちらもはしゃぎだす。
美しくて、だけど決して威張っていないところも素晴らしい。
junaidaさんの作品の中に入りたくなる。

伊坂幸太郎『逆ソクラテス』(集英社、2020)装画:junaida

瀬野尾真紀さん(代官山 蔦屋書店 キッズコンシェルジュ)

junaidaさんを起用した2019年の代官山 蔦屋書店クリスマスイベント「クラシカルホリデイ」の企画や、junaidaさんの新作が刊行されるたび様々なイベントを担当。

『の』の原画展で、赤いコートの色が本とは違う鮮やかさだなと見入っていたらjunaidaさんが「原画もまたいいでしょ」とニヤッと笑ったのです。印刷では出ない色だった?違います。わざとです。画家として描いたものと本になった時に最適なものを切り分けて考えて、本に合った色味に敢えてしているのです。『怪物園』の見返しご覧ください。ほぼ見えません。原画はもちろん素晴らしい着彩してあるのに、です。この選択ができることが私たちを沼にはめるjunaidaさんのオソロシさです。

『の』(福音館書店、2019)©junaida

奥野武範さん(ほぼ日刊イトイ新聞)

編集者、ライター。ほぼ日では2015年からたびたびjunaidaさんとのコラボレーション企画を開催。

乾き切る前の水彩絵の具って、一瞬、陽の光にキラキラ輝くそうなんです。透き通った宝石みたいに。何の折だったか、そんなことをjunaidaさんから聞きました。いま、ぼくらの目の前で、こんなにも輝いているjunaidaさんの作品にも、もっとキラキラする瞬間があった‥‥! 想像もつきません。見てみたいなあ。でもそれは、作品が、作者だけに見せる「生んでくれて、ありがとう」の贈り物なんでしょうね。

長野まゆみさん(作家)

『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』(河出書房新社、2018)の装画をjunaidaさんが手がける。

静かにひかる、贈りもの!
銀河鉄道のなかで、カムパネルラとジョバンニは向かいあわせの座席でした。黒曜石の星座早見盤は夜天を映す鏡でした。junaidaさんは銀河ステーションに入線中の汽車を鏡あわせに描きだしました。わたしたちが目にしているのはカムパネルラの睛に映った景色なのです

長野まゆみ『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』(河出書房新社、2018)