絵本が教えてくれる、日々うっかりこぼれ落ちてしまいそうな大切なこと
オレンジ色のふたごの野ねずみ、ぐりとぐら。お料理すること、食べることが、大好きなふたり。中川李枝子さんと山脇百合子さんの姉妹が子どもたちを喜ばせようと作った絵本は、見るたび、読むたび、人々をしあわせへと誘います。
カステラなどのおいしいもの、家の中を飾るすてきなもの、外の世界に広がる草花たち。
「ぐりとぐら」は、まるでにわとりのように、しあわせのたまごがつぎつぎと生まれてくる絵本です。
本書は、絵本が教えてくれる、日々うっかりこぼれ落ちてしまいそうな大切なことを集めました。
PLAY!MUSEUMで開催中の「ぐりとぐら しあわせの本」展(2022年4月10日まで)にあわせて刊行するポケットブックです。
展覧会関連書籍『ぐりとぐらのたまご』
2021年12月1日(水)発行
*PLAY! SHOP:12月4日(土)販売開始
*BlueSheep Shop(版元オンラインショップ)、全国書店、オンライン(Amazonなど):12月8日(水)販売開始
価格: 税込 1,320円(本体 1,200円+税10%)
A6横、136ページ、並製、ISBN 978-4-908356–25-4
発行:ブルーシープ
アートディレクション・デザイン:菊地敦己
●目次
ぐりとぐらの誕生
1 おいしいもの:ぐりとぐらのたべもの 野村友里(料理人)/ぐりとぐらの器 鹿児島睦(陶芸家)
2 いえのなか:ぐりとぐらのすてきなもの 岡尾美代子(スタイリスト)
3 そとのせかい:ぐりとぐらの草花 田中伸幸(植物学者)/うた
しあわせをつなぐ:関根里江(福音館書店・編集者)
プロフィール
中川李枝子
作家。東京都立高等保母学院卒業後、「みどり保育園」の保母として17年間勤務。妹の山脇百合子が挿絵を描いた童話『いやいやえん』や絵本「ぐりとぐら」シリーズ、『そらいろのたね』『ももいろのきりん』(いずれも福音館書店)のほか、『絵本と私』(福音館書店)、『本・子ども・絵本』(文藝春秋)などのエッセーも手がける。
山脇百合子
絵本作家、挿絵画家。上智大学卒。在学中から姉・中川李枝子の童話や絵本の挿絵を描きはじめ、コンビで発表した作品に『いやいやえん』「ぐりとぐら」シリーズ、『そらいろのたね』『かえるのエルタ』(いずれも福音館書店)などがある。『そらをとんだけいこのあやとり』(福音館書店)などの自作絵本のほか、絵本の翻訳も手がける。