明日へつづく「まいにち」をつむぐ
本書は、2023年6月30日(金)に市立伊丹ミュージアムで始まり、その後PLAY! MUSEUM(2023年10月7日(土)―2024年1月8日(月・祝))を含む全国を巡回する展覧会「鹿児島睦 まいにち」展の公式図録です。
日本のみならず世界でも人気のある陶芸家・鹿児島睦。器は使うものであり、見るものでもあると考え、色や形を決め、草花や生き物をモチーフにした絵皿を制作。色々な素材や技法を試しながら、現在の作風を確立し、使う者、見る者の想像力を広げています。
そんな鹿児島睦の「まいにち」は、その日にすることを尋ねることからはじまります。
「おはよう。今日は何する日?」
「お皿の絵付けが20枚、16時に窯出しだよ」
朝ごはんを食べたら、ずっと陶芸。昼ごはんを食べたら、ずっと陶芸。晩ごはんを食べたらお風呂に入って、今度は絵を描く。眠って起きたら、また朝ごはん。
器をつくる鹿児島睦の「まいにち」と、だれかの「まいにち」をしあわせにする器と。
交互にあしらうことで見えてくる、一枚一枚の器がたたえる手のぬくみと、日々手を動かすことの頑健さ。朝から夜まで、一日を一緒に過ごしながら収録したインタビューも掲載。作陶風景、約80枚の器、日常、鹿児島睦の「まいにち」を感じながら、自分自身の明日へとつづく「まいにち」に思いをはせる一冊です。
『鹿児島睦 まいにち』
定価:2,420円(税込)
PLAY! SHOP:2023年7月16日(日)から販売開始
版元オンライン:(BlueSheep Shop):2023年6月30日(金)から販売開始
全国書店、オンライン(楽天ブックスなど):2023年7月12日(水)から順次販売開始
PLAY! オンラインショップ:2023年8月18日(金)販売開始予定
著:鹿児島睦
編集:永岡綾、森田藍子(ブルーシープ)、吉田昌平(白い立体)
撮影:田附勝[表紙/制作風景]、清水健吾[作品]
翻訳:ダニエル・ゴンザレス
ブックデザイン:白い立体
印刷・製本:株式会社アイワード
発行:BlueSheep
仕様:A4変形、並製、176ページ、日英バイリンガル表記