酒井駒子展とぐりとぐら展、はじまりました!

PLAY! 内覧会のようすレポート

取材:らび
撮影:植本一子

絵本作家の酒井駒子さんの原画を紹介する「みみをすますように 酒井駒子」展と、中川李枝子さん、山脇百合子さん姉妹の絵本シリーズ「ぐりとぐら」の世界観を体験できる「ぐりとぐら しあわせの本」展が4月10日(土)よりPLAY! MUSEUMで始まりました!

開幕前日には記者発表会や関係者向け内覧会が開かれました。

記者発表会の際の一枚


両方の展覧会を企画したPLAY! プロデューサー(ブルーシープ代表)の草刈大介は「ふたつの展覧会は対照的な見せ方をしています。酒井駒子展は絵本の原画をじっくり見てもらう展覧会。ぐりとぐら展には原画は出展されませんが、絵本の世界に入り込むようにして子どもも大人も楽しめる展覧会です」とあいさつしました。

PLAY! プロデューサー草刈大介
酒井駒子展おみやげの「ことばひろい」を紹介

「みみをすますように 酒井駒子」展

続けて酒井駒子展の空間デザイン、展示ケースや額縁を制作したフランスの建築家・2m26のセバスチャン・ルノーとメラニー・エレスバクが「天然の杉材を使い、しゃがんだり背伸びをしたりして酒井駒子さんの絵本の世界に入っていくような展示の工夫をしました」と説明しました。

展覧会場には無垢の杉材の香りが漂っており、酒井駒子さんが発表した絵本を中心に、約20冊の200点を超える原画が展示されています。

左:メラニー・エレスバク 右:セバスチャン・ルノー 
『よるくま』シリーズの部屋で

「ぐりとぐら しあわせの本」展

ぐりとぐら展の会場構成をしたプロデューサー、デザイナーの青木貴之さんは「しあわせって何だろう? 子どもたちに何ができるのだろう? そういうことを少しだけでも考えるきっかけになればいいですね」と話しました。
展覧会場内には滑り台もつくられており、訪れる人が、ぐりとぐらになって絵本の世界を体験する仕掛けになっています。

青木貴之さん

関係者への詳しいインタビューは後日公開予定です。
こちらもどうぞお楽しみに!