「どうぶつかいぎ展」に参加したアーティストや、PLAY! を作る仲間たちに、「写ルンです」で会場内の気になるスポットを撮影してもらいました。
どのように展示を見て、何を感じたのか、みなさんのコメントもあわせてお楽しみください。
*記事のまとめはこちら
植田楽(造形作家)
「どうぶつかいぎ展」参加作家。第4幕「世界一へんてこな動物ビル」を担当。
―ケストナーからのメッセージをどう受け止めましたか?
村田朋泰さんの海の作品は、環境問題を訴える作品にも感じられました。ケストナーの人間を批判する姿勢を、今の形で伝えるとても面白い形だと思いました。
熊谷麻那(出版社さりげなく)
造形作家・植田楽さんのマネージメントを担当。
―ケストナーからのメッセージをどう受け止めましたか?
正直、絵本を読んだ時は痛くて、きついなあと思っていました。でも、会場で作家さん8人の作品を見て、それぞれのブースがとても優しくて、自分なりに受け止める準備がやっとできたなと思いました。
森下訓子(編集者)
月刊絵本雑誌「MOE」編集部でプロデューサーを務める。
―展覧会について一言!
心の奥深く眠っていた、ケストナーの絵本。物語に沿ってアーティストの作品を見ているうちに、ケストナーその人と対話しているような錯覚をおぼえました。
絵本を読んだ時には気づかなかったメッセージに深く触れる体験でした。
林綾野(キュレーター)
PLAY! MUSEUMで開催した「柚木沙弥郎 life・LIFE」キュレーター。
ーケストナーからのメッセージをどう受け止めましたか?
ケストナーは、戦争によって人生を引き裂かれた人々を目の当たりにして、何か自分にできることはないのかと考えてこの物語を書いたのでしょうね。今回の展覧会では、ケストナーのそんな気持ちを受け取って、8人のアーティストの方々がそれぞれに何を表現すべきか考え抜いて作品を制作されたのだと思います。キリンやゾウ、ライオンのたくましくも優しい眼差し。世界中から集まってくる動物たちのかわいらしくてユニークな姿。ゆったりとした光の中で作品と向き合いながら、そこに込められたものをじんわりと感じる。自分の心の内に何が湧いてくるのか。時間をかけて味わいたい展覧会ですね。
なまこちゃん
ミュージシャン・坂本美雨さんの娘さん。
展覧会を鑑賞した坂本美雨さんのインタビュー記事はこちら
―会場で好きだったところは?
秦直也さんのビーバーの絵が気に入っています。
動物ビルのなかに、フェレットみたいな動物がいて、最近指を噛まれたことを思い出しました。