企画展示「柚木沙弥郎 life・LIFE」

2021年11月20日(土)-2022年1月30日(日)

本展は巡回を予定しておりません。

《まゆ玉のうた》2013年 岩手県立美術館蔵 撮影・木寺紀雄

染色家でアーティストの柚木沙弥郎(ゆのき さみろう、1922-)さん。型染めで布に模様を大胆に染めた染色作品をはじめ、版画や絵画、立体、絵本など、70年を超す創作活動は今日も続いています。近年ではIDÉEや京都のACE HOTELとのコラボレーションなど、世代を超えて注目を集めています。

PLAY! MUSEUMでの展覧会は、柚木さんの作品を見て、見つめて、ワクワクする場です。「life・LIFE」、すなわち「くらし」と「人生」がテーマです。日々のくらしを豊かに彩ること。そしてコロナに見舞われた今日、人生をいかに大切に生きるか。

1990年代から手掛ける愉快な絵本作品の原画約80点と、紙粘土と布で作られたユーモラスな約20点の人形たち、そして約50点の色とりどりの大きな布が織りなすダイナミックな展示空間は、いずれも「くらし」と「人生」を全身で感じ、謳歌するものです。

見どころ①絵のみち

『つきよのおんがくかい』『そしたら そしたら』(いずれも福音館書店)など、1990年代から手掛ける愉快な絵本作品の原画約80点を展示します。
また、絵本の制作に使われた型紙、スケッチブックやスクラップブックも展示します。人や動物たちの生きる歓びがいっぱい描かれた「絵のみち」が広がります。

見どころ②町の人々

個性的で、ユーモラスな表情の人形たち。柚木さんが描いた絵本『トコとグーグーとキキ』(2004年、福音館書店)の中に出てくる町の人々を、立体的に表現しようと思い立ち、手近にあった布や材料で40数点を一気に作り上げたというものです。
現在日本にある約20点が、PLAY! MUSEUMに並びます。

《町の人々》2004年 世田谷美術館蔵 撮影・上野則宏

見どころ③布の森

約50点の色とりどりの大きな布が、展示空間に広がります。1950〜1970年代ごろに多数制作された注染という技法の染色作品や、抽象画のような大胆な模様が印象的な近年の作品まで、幅広い年代の染色作品が展示されます。
赤・黒・白・藍の布が集まり、空から大地へ、野から海へ、びっくりマークやシンボル、幾何学模様、人や動物が躍動する「布の森」をじっと見つめ全身で感じてください。

見どころ④図録やPLAY! MUSEUMオリジナルグッズ

展覧会図録『柚木沙弥郎 life・LIFE』
「柚木沙弥郎 life・LIFE」の図録として刊行する特製アートブック。A3変型の大判に全図と原寸大に出力した布を12の片観音いっぱいにレイアウトしました。その他、代表的な染色作品、愉快な絵本の原画、紙粘土と布で作られたユーモラスな人形の図版、インタビュー「心を形で残す」を収めました。

PLAY! MUSEUM オリジナルグッズ
描き下ろしの絵、染色作品、絵本原画をあしらった、PLAY! MUSEUMのオリジナルグッズを販売します。
「 柚木さんになる」「柚木さんででかける」「柚木さんでくらす」「柚木さんであそぶ」をテーマにお買い物が楽しめます。絵本、IDÉEのグッズなど既存アイテムも取り扱います。

見どころ⑤PLAY! CAFE オリジナルメニュー

フードやラテアートのドリンク、デザートなど「柚木沙弥郎 life・LIFE」限定メニューを提供します。柚木沙弥郎さんが愛する街、フランスのパリをイメージしたオリジナルメニューを用意しました。

見どころ⑥PLAY! PARKでのワークショップ

PLAY! MUSEUM上階にある、子どものための屋内広場PLAY! PARK(別料金)で、展覧会関連ワークショップ「する・刷る」を開催します。
柚木さんの制作手法にちなんで型染めをするときのように紙を切り抜いて版をつくります。つくった版を長い紙に繰り返し刷りながら模様を増やしてみましょう。出来上がった作品はPLAY! PARK に吊るして展示していきます。

柚木沙弥郎プロフィール

染色家・アーティスト。1922年、東京都生まれ。 1942年、東京帝国大学文学部美学・美術史科に入学。1946年、岡山県の大原美術館に勤め、柳宗悦の「民藝」に出会い、芹沢銈介に師事し染色家に。1972年に女子美術大学の教授、1987年からは学長を務めた。染色のほか、版画、人形、絵本などさまざまな作品を制作・発表。国内の公立美術館のほか、フランス国立ギメ東洋美術館でも展覧会を開催。

同時開催

年間展示「ぐりとぐら しあわせの本」展

2021年4月10日(土)ー2022年4月10日(日)
国内外を代表する絵本作家や絵本をとりあげる、PLAY! MUSEUMの年間展示。2021年4月から1年間「ぐりとぐら しあわせの本」展を開催します。 来場者は、絵本のページをめくる代わりに、自分自身がぐりとぐらとなって、四季折々の絵本の中を歩いていきます。ふしぎな出会いや冒険、すてきなもの、草花、そしておいしいもの。 子どもたちは心を躍らせ、大人は懐かしい記憶と新たな発見を楽しむことができる展覧会です。