「エルマーのぼうけん」展では表紙や挿絵の原画が日本で初公開されます。ルース・クリスマン・ガネットが描いた柔らかな絵を、写真家の清水奈緒が実際に絵を見ているように撮り下ろしました。会場で味わう楽しみや発見を、ひと足お先にウェブ上で紹介する写真展です。
エルマーになった心持ちで、暗がりの動物の気配や、嵐の雨風を感じ、りゅうの背中にのって大空をはばたく気分を味わい、未知の島々を冒険する旅を原画でたどる展覧会。でも時々、立ち止まってじっと絵を見ると、16匹のりゅうの家族の色とりどりの模様、ジャングルの不思議な植物、大人たちのファッションなど、お話に夢中だと気づかない発見があります。
フランクとアルバート
ワイドな襟の格子柄のシャツに洒落た帽子の二人。
りゅうを売っぱらおう
大人たちは金儲けの計画で盛り上がります。
エルマーの作戦勝ち
油断した大人たちは全速力で逃げ出し、湖に飛び込むものもいました。
『エルマーと16ぴきのりゅう』原画 1951年 © Dragon Trilogy Irrevocable Trust / Kerlan Collection of Children’s Literature, University of Minnesota Libraries, USA. (撮影:清水奈緒)